がんは、ちょっと前までは、不治の病といわれていて、その宣告は死を告げるのと同じなため本人には、絶対に告げることのない病でしたね。

現在は、手術法、薬、放射線療法などの進歩により生存率はどんどん高まって、初期の段階であれば、ほとんど完治に近い成績をあげるようになってきました。

そして、私たちが最も期待する遺伝子治療、ip細胞による失われた機能の復活の時代を迎えようとしてます。

ガン治療病院選び方

全国がん(成人病)センター協議会が、加盟している病院の5年生存率を発表しました。

診療を受けた10万人の患者さんのデータを分析し、加盟している28の病院別、胃、肺、大腸、乳、子宮頸の5部位ごとに、5年生存率、症例数、1期/4期比が %で発表されています。

5年生存率とは、診断から5年経過後に生存している確率で、がんの場合には5年を経過すると再発の可能性が減るため治療の目安とされています。

1期/4期比とは、ガンの早期段階の1期の患者数を、最も進行した4期の患者数で割ったものであり、数字が大きいほど早期患者の割合が高くなり5年生存率も高い数字がでてきます。

1期/4期比の低い数字は、進行が進んでしまった患者が多かったことを意味します。

がんの5年生存率の見方

5年生存率の数値は、気をつけてみることが大切だといいます。

それは、地域により高齢者や他の持病を持っている患者さんが多く集まってしまう病院があること。

都市部の有名病院には、難易度の高い患者さんが集まってしまうことなど、生存率に影響を与えてしまっている場合が多くあります。

今回は発表された病院は、国立や県立のがん専門病院で設備や治療技術差はほとんどなく、生存率の差は病院の地域特性による影響が大きいといいます。
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がんは早期発見すれば、高いレベルで治ることが知られています。私たちの年齢は、がんの発生率も高くなります。

年に1回は、必ず定期検診や人間ドックを受けたいですね。

※詳細のデータは、全国がん(成人病)センター協議会のサイトで見ることができます。