40歳を越えたあたりから、肩、腰、ひざが気になりだし、いつの間にか痛みに変わっていく・・。きっと経験された方もい多いと思います。

それは芸能人の皆さんも同じこと。画面から見る若々しく元気な姿も、骨ドックの最新医療機器で体内をチェックすれば、いたるところ傷だらけ。

診断した結果は・・藤田弓子さんが歩行困難になる可能性?ピーターの五十肩が悪化し重症に!沢田亜矢子さんは骨粗鬆症もの疑い?

また、肩の痛みをとってくれる「くも体操」を教えてくれるようです。でも、「くも体操」って何なんでしょうね。(^_^;)。五十肩の痛みでお悩みの方、必見ですね。

骨ドックの最新医療検査

藤田弓子さん(67歳) 沢田亜矢子さん(64歳)、ピーターさん(60歳)の3名が今回、骨ドックを診療しました。

整形外科の専門医として今注目の、中村整形外科クリニックの中村巧先生が診断します。

寝たきりになる人の半数は、転倒が原因だといいます。若々しく健康に元気に生きるためには、骨の健康は大切です。

【首】
藤田さんは、パッサパサな首で椎間板が変形している変形性脊椎症でした。悪化すると手足にしびれやマヒがでる可能性もあります。

原因は、加齢によるものだそうです。対処法は、首の内側のインナーマッスルを鍛えること。インナーマッスルは関節の動きをサポートし、骨と筋肉の連携をスムーズにします。

【骨量】
骨量は、手の骨をX線で撮影し、骨密度を図ることで知ることができます。カルシウムをしっかり摂ることで、骨量をアップさせられます。

・骨量(mmAL) の基準
2.0未満で骨粗鬆症 2.3未満(骨粗鬆症予備軍)

食生活のチェック

●沢田亜矢子さんの食生活
食事にも運動にも気をつけているようですが、カルシウムが不足しています。沢田さんの骨量は2.0mmAL 危険ラインギリギリでした。

●ピーターさんの食生活
イタリアン大好きでパスタをよく食べるため、糖質が多い傾向があります。ゴルフ、サーフィンと運動大好きでしっかり運動しています。ピーターさんの骨量は2.46mmALの問題なしでした。

●藤田弓子さんの食生活
朝食をしっかり食べ、お肉大好きで昼食もがっちり食べます。大のお酒好きで2日おきにはたっぷり飲むそうです。その飲む量は、先生も驚きの桁違いでした。

藤田さんの骨量は、2.08mmALでギリギリセーフの予備軍。カルシウムは食物より、乳製品からの方が効率よく吸収できるそうです。また、運動のほか、ビタミンD ビタミンKなどと一緒にとるとより効果的に吸収することができます。

肩のチェック

●ピータさんの肩がギザギザ肩に
肩の骨の一部が変形してギザギザになる変形性肩関節症になっています。

腱板を痛め、五十肩が悪化し、骨を変形してしまいかなり重症の変形性肩関節症だそうです。

おそらく肩をぶっつけて放置し悪化した結果だそうです。関節に問題がある人は、筋肉で鎧をつけて守るしかないそうです。

五十肩、肩こりに効果的な体操

●かべ登り体操
腱板を鍛え肩こりの改善にも役立ちます。

①かべに向かってまっすぐに立ち、左右の腕を交互に登らせる。

②かべには、親指の指先から順に小指までつけてから手のひらもつける

③伸ばしきったらもとの位置にゆっくりと戻す

これを1日10回程度。

●くも体操

①かべに向かって横向きに立ち、指先でクモの動きをマネしながら腕を上げていきます。

②小さく指を動かすことで様々な筋肉を鍛えることができます。

1日10回程度

お風呂で温めたあと、無理しないでやってくださいとのことです。

腰のチェック

沢田亜矢子さんはMRI検査をしてみると椎間板に異常が発見されました。放置しておくと椎間板ヘルニアになり、歩行困難になる可能性があるそうです。

膝のチェック

藤田弓子さんには、歩行困難になる危険のある変形性膝関節症が見られました。加齢、肥満と筋力の低下によるものでした。解消するには、やはり体重を減らすことだそうです。

骨や関節の衰えをカバーするのは、インナーマッスルがポイントのようです。足腰のインナーマッスルを鍛えると骨盤底筋も鍛えることもできるので、尿漏れ防止など、体にはとってもいいことばかりだそうですよ。

コツは小さく細かな運動で鍛える事だそうです。