現在、高血圧の患者は4000万人と言われています。

高血圧になると、血管を痛めつけ脳や心臓、腎臓など命を守る臓器に重大な影響をおこします。

日本人は、とにかく塩分好き。味噌汁、漬物、魚、煮物、なんにでも塩、醤油を使います。

実は、高血圧には2種類あります。

①パンパン型・・血管の中に水分が増加して血圧上昇  
②ギュウギュウ型・・血管が狭くなり血圧上昇

パンパン型の高血圧には「利尿剤」、ギュウギュウ型の高血圧には「血管拡張剤」が有効ですが、なんと逆に処方されていることもあるそうです。

高血圧を治すには、しっかりした医師に見てもらうことが大切ですね。

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でも、高血圧の専門医はなかなかいないので、
高血圧治療を行うときの医師選びのポイントを伝授。

どんな医師に見てもらうと安心なのかを見分けるには・・
①頚動脈を聴診器をあてる先生はいい先生
→首筋には頚動脈が走っていて、高血圧やコレステロールが溜まって動脈硬化が起こって狭くなります。

狭くなっていると、聴診器でシューシューと音がでます。それを確認する医師かどうかで高血圧の知識がわかります。

②初診のときに左右の血圧を測る先生はいい先生
→左右の血圧の差が10以上あると血管が硬いか動脈硬化があるというサインになります。
 
初診の患者さんには、必ず左と右の血圧を測る先生はいい先生です。

③運動や薬より、まずは減塩をすすめる先生はいい先生
→血圧が上が160以上、下が100以上で心臓肥大しているとき以外は薬をださない。

まずは、生活習慣を改善し減塩するように指導する。それを3ヶ月して改善しないようなら、血圧の薬をだすのが正当です。

実は、運動や薬より減塩が最も効果があるといいます。減塩を成功させるためには、塩分濃度計を使って今どれくらいの塩分を摂取するかを確認すること。

味噌汁や、スープなどを測り、具体的にどの程度の味付けが、どの程度の塩分になっていることかを知ることが必要です。

味噌汁の塩分は、0.6%~0.8%程度がベストのこと。飲んでみると、ちょっともの足りないですが、その薄味をしっかり覚えて調理することが大切だといいます。

家庭の健康を守るため、塩分濃度計を一つ買っておくと良いですね。