主治医が見つかる診療所では、脳内出血や心筋梗塞を体験した芸能人が出演し、その体験談を伝えます。

体験談を話してくれるのは、宮川大助さん、今くるよさん。また、心臓の異常が見つかったドン小西さんの心臓を止める大手術に完全密着します。

冬は温度差の関係から、脳出血や心筋梗塞を起こしやすいと言われています。番組では、主治医たちの詳しい説明とともに、「血管を破裂させない、詰まらせない」ポイントを紹介してくれます。

今くるよさんは、不整脈を起こし、舞台で倒れた経験から、ペースメーカー手術と心臓のバイパス手術を受けました。

実は、その前にも、心筋梗塞で倒れたことがあり、心臓に不安があっただけに不整脈で倒れたことをきっかけに入院して手術に臨んだようです。

私たち年代になりますと、脳出血や心筋梗塞の危険性は、常について回ります。

心臓疾患や脳疾患を予防する知識をしっかり学んでおく必要があります。

血管が敗れた宮川大助さんの証言

①痛みはなかった
脳自体には感覚神経がないため、痛みは感じない。しかし、骨、骨膜、筋肉、血管では痛みを感じます。

くも膜下出血の時の痛みは、大量の出血ででたヘモグロビンが強烈な刺激物になり、脳の表面の神経に触れることで痛みを感じます。

しかし、脳出血の場合には、内部出血のため神経に触れることがないため痛みがないそうです。

②プチっとした音
自分の体の内部は骨を伝わる振動を感じ音として感じたのかもしれません。

③左側だけの耳鳴り
両手、両足が同時にしびれるのは、脳が原因ではありません。脳の病気は、ほとんど片側だけにしびれがでます。ただし、脳幹で脳出血を起こしたときは両方に起こることがあります。

・脳の異変の症状
①無気力
②不眠
③急に疲れやすくなった

・大助さんの発症の原因
①塩分の摂り過ぎ
②長年の多量の喫煙
③ストレス
④高血圧

血管の破裂は、高血圧、糖尿病、不眠、ストレスなどですが、一番の要因はストレスだということです。

・脳の病気だと思ったら・・
①速やかに119番
②脳の病気かもしれないとはっきり伝える
③麻痺した方を上にして
横向きにして安静にしてして待つ

ドン小西さんの場合

2012年10月の番組の心臓ドック検査で見つかりました。

診断は、心臓の血液の逆流が起こる弁膜症。息切れや全身のだるさ、進行すれば不整脈を起こして心停止に。

また大動脈の内側が傷つき大動脈の破裂する急性大動脈解離になる可能性もありました。

ドン小西さんの精密検査の結果、手術を決断。手術は、人工心肺を使い心臓を停止し、人工の心臓弁をつけるというものでした。

そして3時間に大手術は無事成功。顔色もしっかりし、肌艶もよくなって番組に登場しました。

実際に心臓の状態を見てみると、心臓の弁がかなり歪んでたそうです。

今くるよさんの血管の病気

・発症の瞬間
15年前のタクシーの中で、周りの景色が真っ白に何も見えなくなりとにかく極度の寒気が、顔に脂汗。翌日は頬がコケていました。

知り合いの病院で告げられたのは急性心筋梗塞。心臓の筋肉の血管詰まってしまう病気です。

血管の1本が完全につまり、他の2本も7割詰まってました。すぐにカテーテル治療を実施して、舞台に復帰。

そして12年後に舞台の上で再発。ちょっと言葉に詰まってそのまま後ろに倒れていきました。

本人は、まったく意識がなかったそうです。

①目の前が真っ白、極度の寒気
②意識の喪失
③胸の痛みはなかった
心筋梗塞を発症しても痛みのないときもあります。

一般的には心臓のみぞおちが差し込むように痛み5分異常10分、20分と持続します。

・心筋梗塞の一般的な症状
①みぞおちが差し込むように痛む
②左肩や左の背中が痛む、こる
③物が飲み込めないような感じがする

冷や汗や、今までにない異常は、他人が見て気がつく症状なので、おかしかったら忠告してあげてください。

・心筋梗塞の発症前の異常
・絞られるような胸の痛み
・風呂に入ると息苦しくなる
・根気がなくなる

女性の心筋梗塞の症状は、更年期障害の症状と似ているので注意が必要だそうです。