脳卒中でなくなる人は、がんや心臓病についで第3位。中高年になると、その可能性もどんどん上がってきますね。

脳卒中になった場合、いかに早く病院の治療ができるかが勝負。命の危険回避と、そのあとの予後に大きな影響を与えます。

脳卒中になる前には、何らかの前兆があるそうです。基本は、その前兆を見逃さないことが大切です。

脳卒中の前兆が発見されたときに、調べてみると頚動脈狭窄症という症状が高い確率で発見されます。

頚動脈狭窄症は、頚動脈が動脈硬化で狭くなってしまうため血の流れが妨げられてしまいます。そのため血栓ができやすくなり、その血栓が脳へ運ばれて脳梗塞を引き起こします。

そこで、頚動脈にステントを入れて血管を広げることで脳梗塞を事前に予防することができる頚動脈ステント留置術があります。

頚動脈ステント留置術は、現在保険適用にもなっており手術できる病院も多く、局所麻酔のため身体の負担も少なくて済みます。

また、脳の血管にできた動脈瘤に対しても、カテーテルにより動脈瘤の部分にコイルをやステントをつめて、くも膜下出血を未然に防ぎます。

動脈硬化から脳梗塞のリスクを判定する最新の検査法として注目されるのがLOXインデックスという血液だけで判定する検査法。費用は12000円です。

これまでのMRIでは、脳梗塞を発症しているかどうかの検査できなかったのが、事前にそのリスクを判断できるとして注目を集めています。

50歳になったら、一度は脳ドックにかかること。そして、動脈硬化を防ぐための運動と生活習慣の見直しが大切。

身体が不自由な老後にならないために、今から、しっかりケアしておきたいですね。