1回や2回は経験のある頭痛。なかなか直らず繰り返す慢性頭痛は、タイプがあるそうです。

自分の頭痛のタイプを見極めると、今まで諦めていた頭痛も克服できると言います。

「チョイス@病気になったとき」では、慢性頭痛のタイプを見極め、タイプによる正しい克服法を紹介してくれます。自分のタイプを間違えて対処すると返って悪化するようです。

私は、目からくる慢性頭痛があります。元々強度近視で視力が悪い上、老眼も加わり、ピントが合わず非常に目が疲れます。

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パソコンのモニタを見続けると、決まって後頭部や眉間にコリを感じて頭痛が始まります。

後頭部(首の付け根)をマッサージしてコリをほぐし血行を良くすると鎮痛薬を飲まずに済むことがあります。

マッサージが遅れ、頭痛が始まると鎮痛剤を飲んで抑えますが、飲むのが遅くなると効きが悪くなるのが現状です。

このような頭痛のタイプは?治療法は?埼玉医科大学 荒木信夫教授の治療法でぜひ克服したいものです。

偏頭痛

女性(35歳)は、10代から頭痛が始まりました。ズキンズキンと痛みが走り、あまりの痛みに吐くこともあり、這って移動し、そんなときは寝込むしかなかったそうです。

彼女の頭痛のタイプは、痛みが一気に来て、一晩ねると治る偏頭痛タイプ。

●ズキンスキンと痛む
●寝込んでしまう
●吐き気
●光や音がつらい
●週4回~5回

このタイプは、3対1、4対1の割合で女性に多く、女性ホルモンの働きと関係していると言われています。

偏頭痛には、医師が処方する「トリプタン」が効果があります。頭が痛くなったとき、トリプタンを飲むと、血管の緊張が妨げられ、その周りの神経が刺激されることなく頭痛が起こりにくくなります。

また、痛みがなくても毎日飲む「予防薬」を同時に飲むともっと効果的だそうです。

トリプタンは、錠剤と点鼻薬、注射型と3種類あり、即効性のある良い薬だそうです。

緊張型頭痛

男性(医師)は、学生時代から頭痛が始まりました。このタイプは、頭痛の始まりも終わりもはっきりしなくて、頭が重い状態が何日も続きます。精神的なストレスや疲れがたまっても起こります。

男性の場合、パソコン作業が多く、疲れがたまってくると頭が重く痛くなる緊張型タイプ。

●痛みが強くない
●頭が重苦しい
●だらだら続く

偏頭痛のように我慢できない痛みではないのですが、頭の中に鉛が入ったような感じで、スッキリせずモヤモヤした感じが続きます。男性、女性どちらも同じくらいの発症率です。

この緊張型頭痛を克服するには、体操をすること。1日2回の体操を1週間続けます。

腕を回したり、背伸びをしたり、緊張した首や肩の筋肉をほぐす体操でなかり改善します。

緊張型頭痛は、姿勢も影響します。腕枕でテレビを見たり、猫背でパソコン作業をしたりするとその後、頭が痛くなる場合が多いそうです。

また番組では、薬を断つことで頭痛を克服した人も紹介されました。男性は、トリプタンや市販薬の使いすぎによる頭痛を起こしていました。このように薬の多用により痛みを感じる敷居が下がってしまった場合は、薬を絶つことで頭痛を克服します。

初めの4、5日は辛い日が続きますが、予防薬と精神安定効果のある漢方薬で断薬に成功できるそうです。

偏頭痛、緊張型頭痛、薬の使いすぎによる頭痛、自分の頭痛がどちらのタイプなのか良く見極めることが大切なんですね。