最近、不思議な耳の病気が急増中だそうです。その患者数は予備軍も含めるとなんと600万人とも言われています。

最初は、突然耳がキーンとなったり、音が聞きづらくなったりですがやがて、自分の声が大きな音で反響したり、ジェット機の騒音のようにゴーッという音が聞こえるようになるそうです。

謎の耳づまり病とは

・思ったことが口からでなくなる
・相槌をうつのもしんどい
・話せなくなってしまう
・頭の中がぐちゃぐちゃの感じ
・死にたくなることもある

その症状は、耳の中に水がたまっているような状態から始まり、自分のしゃべった声が頭全体に響くようになり、最後は自分の呼吸が頭の中に響くようになります。

このような症状については、耳鼻咽喉科の先生でも、まだ知らない人がいるそうです。

謎の耳づまり病は、耳管という耳と鼻をつなぐ線が開きっぱなしになってしまいます。そのため口からの声が内側から聞こえてしまい声が共鳴してしまいます。

耳つまり病とは、耳開き病、耳管開放症なのです。

耳管開放症

・体重減少
脂肪があ減ると耳管が開きやすくなり急激なダイエットは要注意。

・ホルモンバランス
妊娠中の6人に1人は耳管開放症を経験します。

・脱水症状・血行不良
たくさん汗をかくと耳の血流下がるため耳管がゆるみやすくなります。

耳管開放症と巨大耳垢の関係

耳あかとは、古くなって剥がれた皮膚に分泌液が混ざったもの。通常は外に排出されるのですが、耳の中で巨大になってしまいます。

耳管開放症の人が鼻すすりをすると、一時的に耳管が閉じるためよく聞こえるようになり快適になります。そのため、よく鼻をすするのですが、そうすると耳の中に穴ができてしまい、その穴の中に耳垢がどんどん溜まってしまいます。

その耳あかは、成長すると脳へどんどん食い込んでいき、やがて命の危険さえおきてしまいます。

耳管が閉まったときに症状を改善する方法

・深くお辞儀をする
・しばらく横になる
・首をしめる

・首の後ろにカイロ
・お風呂に入る
・肩を動かす

・エステに行く
・水を飲んで休む
・ビールを飲む

ポイントは、血行改善・水分補給・リラックスだそうです。逆に絶対やってはいけないことは、鼻をつまんで息を吸い込むこと。治療法は、鼻から生理食塩水を使った対症療法で様子をみると自然治癒することあります。重症の方は手術になります。

最近、聞こえづらくなって「歳のせい?」と思っている人で、頭を下げたり横になると症状が楽になる人は、耳管開放症の可能性が高いそうです。

一度、耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。