緑内障の患者さんは増え続け、現在、全国で70万人いると言われています。

眼検診で眼圧が高く、緑内障が発覚した方も多いのではないでしょうか。

緑内障になると、眼圧が高くなり、視神経に障害がおき、悪化すると失明することもある怖い病気です。緑内障は完治することなく、現在のところ、眼圧を下げる目薬を使った治療が一般的です。

眼圧の検査は、普通病院内で行われますが、眼圧は、時間帯や姿勢などによって変化するため、測定時に正常だった場合、見逃すことがあります。

緑内障の患者さんを24時間の継続的な測定で、いつ、どの様な時、どれくらい眼圧が高くなるのか調べることがより患者さんの状況がつかめます。

しかし、この検査をするには、2~3泊ほど入院する必要があり、一般的には受けていない人の方が多いようです。

コンタクトレンズで眼圧把

緑内障検査コンタクトレンズ

この24時間データを収集することが、コンタクトレンズで可能になりました。このコンタクトレンズは、レンズの中に、ゆがみを完治するセンサーとデータを送るアンテナが埋め込まれ、眼圧の高まりによる眼球の形の変化を検知します。

測定データーは、目の周りに着けたアンテナが受信し、記録装置に転送する仕組みになっています。このデータを基に、医師が眼圧の変化を推測し、治療に役立てます。

レンズは使い捨てで24時間つけることができます。レンズの料金は、1枚1万円前後になる見込みで、保険適応外です。

このコンタクトレンズを販売するのが、シードと言うコンタクトレンズ販売会社です。

日常生活での眼圧の変動を把握できことで、眼圧を下げる必要のある緑内障の治療に役立てることができると言います。

早く実用化され、保険適用になると良いですね。