森本レオさんは、俳優やナレーションでも活躍する実力派ですよね。

「機関車トーマス」のナレーションは、森本さん抜きでは語れないほどです。ダチョウの肥後さんのモノマネでも、ずいぶん笑わせてもらいました。

そんな森本さんの心臓に異変が起きたのは、2010年の2月のこと。その日は、仕事はオフの日。午前10時頃、都内の自宅で起きたときに、胸からみぞおちにかけ、締め付けられるような痛みを感じたそうです。

「これはマズイ・・」と思いながらも、胸をおさえなんとか自力でマネージャーに連絡をとり、すぐに救急車が手配され病院に搬送されました。

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診察結果は、心筋梗塞でした。搬送が早かったこと、梗塞が比較的軽かったこともあり大事には至らず、回復手術なしのカテーテル治療で済んだそうです。

心筋梗塞は、発症から2時間以内に回復させると心筋のダメージも少なく機能も保たれます。詰まったまま6時間以上放置されてしまうと心不全を起こして死に至ってしまいます。

森本さんは、発症から1.5時間でカテーテルを行うことができました。
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渡辺徹さんの場合は、医者からの忠告や妻郁恵さんからの忠告もきかず、相変わらずの暴飲暴食を繰り返していました。

数年前のテレビで、郁恵さんが「夜中寝静まった頃、冷蔵庫の前で独りで隠れて食べているのを見て、なさけなくなった・・」と話してましたから、これは自業自得ですね。

渡辺さんが倒れたのは、2012年の6月。倒れる数ケ月程前から体に異変が起こっていたようです。疲労感や動悸が起こるようになり、自宅療養を続けたものの一向に症状が改善せず、どんどん悪くなるばかり。

渡辺さんの場合は、ゆっくりと詰まっていくタイプの心筋梗塞だったそうです。そのため、だんだん血流が行かなくなって、極度に疲れやすい体になってました。

そんな様子を見た郁恵さんは、渡辺さんの舞台出演を勝手にキャンセル。それが、命を救った決定的なポイントになったそうです。

さすが、賢い女房、郁恵さんですね。(^^)

渡辺さんは、我慢できず病院へ行ったところ、心臓の冠状動脈が完全に詰まって虚血性心疾患をおこし、心筋梗塞の状態でした。

すぐに、緊急手術。詰まった血管を6時間かけ、カテーテルにより心機能を回復させました。

渡辺徹さんは2013年には、急性すい炎を起こし入院してますから、長年の不摂生で体が相当傷んでいるんですね。

心筋梗塞は、心臓の冠動脈が詰まって、心臓の筋肉が壊死してしまう恐ろしい病気です。1年間に亡くなる人の数は20万人もいるそうです。

原因となるのは、血管中に付着したコレステロール。この一部が剥がれ血小板が付着して血栓ができ、冠動脈に飛んでいき詰まってしまうのです。

冠動脈が詰まると心臓の筋肉に栄養が行かなくなり壊死してしまいます。その範囲が広いと死に至ります。

食生活、ストレス、飲酒、喫煙などが原因となり、動脈硬化が起こることから始まります。特に、血中悪玉コレステロールや中性脂肪には注意が必要です。

森本さんも、毎日の生活の不摂生に加齢が加わり、静かに動脈硬化が進行していったと思われます。

心筋梗塞の主な症状は、
•胸が痛い
•呼吸ができない
•吐き気がする
•冷や汗が止まらない

安静の状態で30分以上、痛みが継続するときは心筋梗塞を疑い迷わず救急車を手配してくださいね。