心筋梗塞や狭心症などの心臓の病は、カテーテルの発明により、体にメスをいれることなく治療が行えるようになりました。

カテーテルは、直径1.5mm程度の細い管です。局所麻酔をし、脚の付け根の大動脈からカテーテルを差し込み、心臓まで到達させ、血流を回復させるための治療を行います。

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スゴイ技術ですよね~。でも、どうやって複雑な血管の中を通って、心臓まで到達させるのか、いまだによく理解できませんよね。^^;

心臓に到達したら、細くなった血管をバルーンと呼ばれる風船で拡げたり、狭くなった血管が元に戻らないよう、ステントと呼ばれる管をいれたり、詰まった血栓に直接、血栓を溶かす薬を流し込んだりして心臓の病気を直します。

つまり、カテーテルとは、心臓を治療するための治療器を運ぶための道路のような役割をしているんですね。

心筋梗塞になりカテーテル治療で命を救われた方も多いと思いますが、これで、一安心とばかりは言ってられないようです。

バルーンで膨らましたり、ステントを入れても、心筋梗塞は再発してしまうことがあるそうです。

そこで、再発しないための対処法、予防法などのチョイスを榊原記念病院 桃原哲也先生が教えてくれましたので紹介します。

心筋梗塞の再発予防

心筋梗塞の症状は、通常胸の痛みが30分以上続きますが、胸が痛まず、他の場所が痛むことがあります。

●心筋梗塞の胸の痛み以外の痛み

背中の痛み、肩甲骨の間の痛み、歯の痛み、冷や汗、小指の痛み(左が多い)、肩こり、のどの痛み、胸焼け

この痛みを放散痛といい、これは神経の勘違いで起こります。

心臓の痛みを送る神経と、他の神経が近いため痛みの情報が混線してしまい、別の場所に痛みがあると脳が勘違いしてしまいます。

放散痛は、心筋梗塞の前段階の狭心症でも起こるのでその段階で気がつくことが大切です。

●他の痛みとの見分け方

運動を動かしたりしたときに、痛みが起こるときは心筋梗塞や狭心症などの疑いがあります。

心筋梗塞の痛みは、横断歩道で小走りした時や、階段を登ったときなど、同じ運動をすると必ず起こるなど、再現性があります。

いつも痛い、安静時にも起こるなどのときは、心筋梗塞の痛みではないことが多いそうです。

心筋梗塞は、運動負荷心電図の検査w受けることで早期発見できます。検査費用は、7000円~8000円 50歳以上の人や生活習慣病肥満、喫煙のある人は、毎年受けると安心です。

●ステント治療後の心筋梗塞の再発

ステント治療の再発は、15年で30%近くあるそうです。生活習慣病や、喫煙する人は特に再発しやすいそうです。

●心臓リハビリで再発防止

心肺運動負荷試験をうけ、目標心拍数を割り出し、有酸素運動を続けることで、再発を防止します。

手術後、心臓リハビリを6ヶ月続けると、その後6年間の生存率は、普通の人とほとんど同じにすることができるそうです。

心臓リハビリは、全国に400施設あり、心臓リハビリ学会のホームページに、受けられる施設が紹介されてます。

心臓の治療を受けて半年間であれば、保険適用で受けることができるそうです。