最近増えている若い女性の子宮がん。命を守るためには、手術で子宮を取り去るのが一番ですが、それは一生子供が生まれないことを意味します。

そのため、子宮がんの手術をためらう人がいます。

子宮を摘出せずに癌を治し、子供を産みたいという女性の夢を 少しでも残すためには・・

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社会保険相模野病院 婦人科 上坊敏子先生は、黄体ホルモン療法により、その可能性をつなぎます。

黄体ホルモン療法とは、女性ホルモンのエストロゲンによって増悪する子宮体がんに対して、抑制に働く女性ホルモンの 黄体ホルモンを投与してこれに対抗する治療法です。

副作用として、血栓症や肝機能障害を起こす場合がありますが、子宮を全摘出しないので、妊娠の可能性を残すことができます。

上坊先生は、黄体ホルモン療法の第一人者です。子宮がんに悩む女性の夢をつなぐため、これまで7000件の 執刀を手がけてきたそうです。

また、講演や出版、TV出演など、子宮の病気を守るための積極的な活動を続けていらっしゃいます。

地方自治体などで行っている子宮がん検診の多くは、子宮頸がんの検診です。

この検査の場合、子宮頸がんの精度はかなり高いのですが、子宮体がんや卵巣がんは、この検診ではわかりません。

子宮体癌は卵巣がんは、中高年になると増えてきますので、一度しっかりした検査を受けてくださいね。