避妊が目的で使われてきたピルが、
子宮内膜症に有効であるというニュースです。

避妊のために使われてきたピルが、なぜ不妊のために有効なのか・・

●子宮内膜症のおさらい
子宮内膜症の有力な原因は生理。排卵によって子宮の内膜は厚くなり
妊娠しないと剥がれ落ちて生理になります。

そのとき、粘膜の一部が逆流し、卵管の先から出てきてしまい
これが卵巣の中など子宮以外のところで増殖すると子宮内膜症になります。

●なぜピルが子宮内膜症に有効なのか
ピルを飲むと排卵がとまって内膜が膨らまなくなり、
剥がれる量もわずかになります。
それだけ、子宮内膜症になるリスクが減るそうです。

●子宮内膜症の早期治療と予防の組織
全国の産婦人科70人で立ち上げた「子宮内膜症啓発会議」では
ピルで子宮内膜症を防ぐことができるとを知ってもらいたい
という啓発活動をしています。

ピルは避妊薬なのですが将来的な不妊を防ぐということでは
大変有効で医療の現場でも使われています。
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子宮内膜症に苦しむ女性は、今10人に1人。200万人いるそうです。
お悩みの方、ぜひお近くの産婦人科医に相談してみてください。