東京女子医科大学病院 脳神経外科 丸山隆志先生が行う覚醒下脳腫瘍摘出手術は、なんと患者と先生が直性話しながら手術を行います。

脳の手術は、まず、開頭し頭蓋骨を外して手術を行います。脳には痛みを感じる神経がないため、そのような手術ができるそうです。

先生は、患者さんに話けかけ言語野の場合には言葉を聞き、視覚野の場合には色を見せ、直接患者さんの反応を一つずつ確かめながら脳に直接メスを入れ手術を行います。

shujutu_R 番組では、悪性の脳腫瘍(脳のがん)グリオーマの患者を紹介していました。

グリオーマと呼ばれる悪性の腫瘍は、腫瘍と正常な脳の境界線が非常に曖昧で大変難しい手術といわれています。

患者さんの腫瘍は、すでに9cmのグレードⅢに達しており、手術をしないと命が危ない状態。また、仮に手術しても5年生存率は20%以下という状態でした。

丸山先生は、患者さんに話しかけながら、切除の境界線を慎重に見極めながら手術を進めます。

先生のチームは、この手術法で5年生存率が25%のグリオーマの治療成績を70%と飛躍的に高めることに成功しました。

患者さんは10時間に及ぶ大手術を終え、9年後の今も元気に生活しています。

丸山先生の覚醒下腫瘍摘出術を支えるのは、先端生命医科学研究所で開発された最先端の手術システムとそれを支える優秀なドリームチームです。

東京女子医科大学病院には、情報誘導手術で有名な村垣善浩先生もおり、現在、世界最先端の脳神経外科治療を行っています。

丸山隆志先生のいる病院は
東京女子医科大学病院 脳神経外科
東京都新宿区河田町8−1
03-3353-8111