国の財政が困難の中、今「死亡消費税」というものが検討されているそうです。

提案者は、東大の伊藤元重教授。理屈は、「生前お金を使った人は、使った時点で消費税として国に貢献しているけど、そうでない人は財産として残しているのだから、死んだ時に、残った財産の一定利率を払ってもらう」だそうです。

これまでの国の無駄遣いは気の遠くなる金額。省庁の体制も余分な組織を残しておいて、死亡税はないでしょう・・・と思いますが。

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また、葬儀費用と言えば「故人がちょっと寂しいですよね~」「お見えになられた方に・・」「世間体が・・」の言葉に、追加、追加で全国平均が199万が当たり前。

そして、亡くなった後は、永代費用量、管理費、墓石代でお墓を建てるのに、183万。

身内と親しい友人だけの簡素な葬式、公共の共同墓地、樹林墓地などの選択をする人も年々増えているそうです。

なんとか頑張って生きていれば、年金引き下げ、医療費アップ、病院や施設にも入れない、お金のない高齢者は老老介護の後、疲れ果てて寂しく孤独死・・・。

お金がなければ生きることも死ぬことも許されない、この社会の仕組みにうんざりしてしまいます。

高齢者をめぐりこんな増税が・・

消費税は、2014年 4月1日に5%→8%へ、2015年 10月1日に税8%→10%の2回予定されています。

特例の期限が切れ、70~74歳の年齢の医療費を1割から2割にするタイミングが検討されてます。これは、医療費が倍になるということです。

公的年金は男性は2025度から、女性は2030年度から支給開始年齢が65歳になります。政府は、今さらなる年金支給年齢の引き下げを検討しているそうです。

相続税の遺産対象が2015年1月1日から8000万円から4800万円になります。対象は日本の人口の4.1%から6%になるそうです。

介護認定者の切り離しが検討されています。要支援1、要支援2が介護切り離され、その部分は国から市町村任せになると言われています。
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消費税、年金、介護、葬式、お墓・・・人口構成も、家族制度も、慣習もまったく違ってしまった日本社会。

考え方の根底から見なおさなければならないのは国民のほとんどがわかってます。

しかし、これまでの施策は、本気で国民のためを考え実施されたものだったのか・・。その結果が今の問題を引き起こしているのではないか。

また今回も、国民をおきざりにし政党優先で考えようとしていないかなど・・疑問が膨らむばかりですね。