この頃普通の病院でも、漢方を処方されることが多くなってきましたね。

漢方は、東洋医学がベースになっており、中国や韓国で長年にわたり薬として処方されてきました。

漢方は、患者さんの体質や体系、抵抗力、自覚症状により4つの「証」によって判断しているそうです。
・実 抵抗力が強い
・虚 抵抗力が弱い
・陽 熱に支配されている
・陰 寒に支配されている

日本では、西洋医学の粉薬や錠剤がほとんどだったのですが、この頃、ツムラなど書かれた漢方を一緒に処方してくれる病院が多くなってきました。

漢方は、なかなか治らない、不眠、耳鳴り、冷え性、乾燥肌などの症状改善に効果があるそうです。

これから風邪の季節、漢方にもお世話になる機会が増えるので漢方の知識しっかり学んでおきたいですね。

漢方で長年の悩みを改善

現在82%の医師が漢方を使っているそうです。

49歳女性の場合

姑の介護から、4年前より眠れない。病院で睡眠薬をもらって飲んだが、起きたときスッキリしない。

加味帰脾湯(かみきひとう)を飲んでから、寝れるようになりました。また、気圧が変化すると耳が聞こえにくくなってたのが、加味逍遙散(かみしょうようさん)を飲み始めたところ症状が大幅に改善したそうです。

【ポイント】
漢方薬のメリットは、特定の症状を改善するのではなく体全体を健康にすることで、症状を改善するという考え方です。

76歳女性の場合

15年前から続く不眠、寝汗をかくようになって一晩3回着替えをする。病院を何軒も回ったが、検査結果はなんともない。

処方されてもなかなか効果が現れず、何度か薬をかえ半年。ようやく自分にあう薬が見つかった清心蓮子飲 (せいしんれんしい)を飲んだところひどい寝汗や膀胱炎も改善したそうです。

【ポイント】
漢方は、人によって合う漢方薬が見つかるまで時間がかかります。

森口博子さん

一年中冷え性。手足のあったまる当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を飲んでみるといいそうです。

前田美波里さん

小さい頃から胃が痛くなり、足は一年中冷えている四君子湯(しくんしとう)か安中散(あんちゅうさん)か六君子湯(りっくんしとう)ストレスがあるので安中散から試してみるといいそうです。

四君子湯(しくんしとう)
胃腸虚弱 慢性胃炎 胃のもたれに用いる

安中散(あんちゅうさん)
神経性胃炎 慢性胃炎などに用いる

六君子湯(りっくんしとう)
消化不良 食欲不振 胃痛などに用いる

ラサールさんの診断

肝機能、脂肪肝、男性の機能が弱くなっているので牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)がいいそうです。排尿困難、頻尿 むくみなど泌尿生殖系にいいそうです。

 とつくものはそのまま飲んでもいいです。
 とつくものは、お湯で溶かして飲むといいそうです。

【ポイント】
漢方は症状を改善するのではなく体質を改善するので、別の症状まで治るおまけがつくことがあります。