周囲の話題を独占し、うらやましがられる年の差婚。芸能界でも、最近そういう方がいっぱいいらっしゃいましたよね。

頼りがいのある夫と、いつもぴったりと寄り添い甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるかわいい妻。

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誰がみても問題ないはずの甘い生活もつかの間、夫には不眠、異常発汗がおこり男性ホルモンが激減していました。

普通に考えれば、男性ホルモンがどんどん増えて、幸せ一杯だと思うのですが、なんと逆効果になっていました。

10歳年下の女性と結婚したおしどり夫婦。至れりつくせりの生活から1年目、夫の体に体のだるさ、めまいがでてくるようになります。

さらに、急に怒りやすくなり、不自然な汗など女性の更年期障害と同じ症状がでるようになりました。

心配で病院で血液検査を受けたところ、男性ホルモンが減少していました。

男性に起きていたのは「LOH症候群」(ろーしょうこうぐん)男性ホルモンの一種、テストステロンが低下し様々な症状をおこす男性特有の病気です。

つまり男性の更年期障害でした。日本には250万人の潜在患者がいると言われています。

主な症状は
①異常発汗などの身体的症状
②イライラなどの精神的症状
③性欲の低下など性機能症状

また、男性ホルモンが極端に低くなるとメタボリック症候群になる確率が3倍に、死亡リスクが3割高くなってしまうそうです。

原因は加齢ですが、若くても急激に低下してしまうことがあります。それはストレスです。

この男性の場合には、小さな戸惑いや違和感で起こる無自覚ストレスが原因でした。

パートナーに合わせてあげたいという妻への配慮など、小さなストレスが重なりLOH症候群を起こしたと考えられます。

LOH症候群は、運動療法、漢方療法、男性ホルモン補充療法を受けることで治療することができます。