NHKスペシャルで日本が抱える不妊の実態を取材してます。

現在、日本では晩婚化が進んでおり、それによって子供を産めない夫婦が
増えているそうです。

原因は「卵子の老化」と「男性の問題」にあるそうです。

卵子の老化は、年齢とともに進み、35歳になると20歳代に比べて
妊娠の可能性は約半分になってしまうそうです。

男性の問題は、不妊の原因は女性にあると思い、
男性の原因をチェックするのが、ついつい後回しになってしまい
それまでの間に、どんどん女性が高齢化してしまい、今度は
女性の卵子の問題がでてきてしまうそうです。

現在は、6組に1組が不妊検査や治療を受けており、
不妊治療専門のクリニックが世界一多く、体外受精の実施数も
世界一になっているという事実は驚きです。
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不妊治療で20年の実績があり、日本全国から集まる鳥取県米子にある
医療法人社団ミオ・ファティリティ・クリニック見尾 保幸先生の話

体外受精をすれば妊娠すると思っている方が多いのですが、
卵子そのものが老化をしているため、受精しても細胞分裂が起こらないのです。

女性を取り巻く環境の変化にも、問題があることがわかってきたそうです。
総合職、就職氷河期、キャリアなど、ようやく就職した女性は、ある程度
経験を積んでからとの思いが結婚や、出産を遅らせてしまっているそうです。

また、同時に男性側の問題として、不妊の悩みを共有してくれない、
自分の検査を拒否し続ける が自分に問題があることを恐れている
との事実も多くあります。

WHOの調べによると、不妊の原因の半分は男性側にあるとも言われ
不妊は世界の先進国の共通の問題となっているそうです。
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フランスでは、不妊の問題を国を挙げて取り組んでいます。
新聞や雑誌、学校でも高齢になると卵子が老化する事実を伝えています。

また、42歳までは不妊治療費が全額支給されており、治療の際には、
男女そろって不妊の原因を調べることが義務づけられているそうです。
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男性の無精子症が原因で不妊に悩んでいる夫婦を取材してました。

彼は、山口大学 白石晃司医師が行っていたマイクロテセと呼ばれる手術法で、
男性の精巣を切り開き、わずかに作られている精子を取り出すことに成功。
この手術により8個の精子を取り出すことができたそうです。

産みたいの産めない その深刻な声に気づいて欲しいと
治療を受ける女性たちは叫んでしました。
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私たちアラフィフ世代の、子供がちょうどそのタイミングとなっています。
この番組を見て、しっかりアドバイスしてあげたいですね。