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老後に必要な資金 貯蓄と資産運用money&fund


子孫に家は残さず 自宅を担保に老後のゆとり資金を確保「リバースモーゲージ」

「自宅やわずかなお金を子や孫に残したい」と節約しながら慎ましく暮らしている高齢者もいるかと思います。死んだ時「何も残っていなかった」と言われるより、「こんなに残してくれた」と思われたいのが本音でしょうか。

ところが、最近子孫には家を残さず、「リバースモーゲージ」と言う制度を使用する人が増えてきています。これは、自宅を担保に高齢者に老後の資金を融資する仕組みで、老後の余裕資金を増やすのが目的です。

節約が悪いわけでもなく、贅沢をしなさいと言う訳ではありません。「老後にお金の心配をしたくない」、「残した遺産で争ってほしくない」と言う考え方の高齢者が増え、徐々に「リバースモーゲージ」が広まっています。

みずほ銀行などメガバンクで取り扱うほか、複数の地方銀行も参入し始めました。

自宅を担保にする理由は人それぞれ。

東京都66歳男性:
自宅を担保に東京スター銀行から約2400万融資
夫婦二人、子供がすでに独立し小ぶりなマンションへの住み替えも考えたが、慣れ親しんだ家を離れたくなかったので、「リバースモーゲージ」利用し、趣味の海外旅行や社交ダンスの使う予定。

大阪府77歳男性:
自宅を担保に東京スター銀行から約2000万融資
7人いる孫の教育資金に使う予定。「自分の死後、お金を残すのではなく、生きているうちに孫達を一人前にしたい」と言うのが希望。また、生活資金が不足しているわけではなく、老後の余裕資金を増やすのが目的。

東京都80歳女性:
自宅を担保に世田谷信用金庫から毎月10万円の融資
女性の息子さんが、「お袋にはお金の心配をしないで老後を満喫してほしい」と言う理由から「リバースモーゲージ」を利用。

このように、子どもたちに家を残すことなく、自分の老後を不自由なく、人に迷惑をかけないで暮らすために利用するのが、「リバースモーゲージ」です。今後、高齢者の加速で、利用者は増える見通しです。

ただ、地価や金利が大きく動いたり、寿命が思ったより長かった場合など、事前に金融機関とじっくり話し合う必要がありそうですね。

「美田を子孫に残さず」と言う風潮が広まっていることは確かなようです。